年齢を重ねれば重ねるほど男にモテる禁断の恋愛理論「仮氏理論」

2016.12.09

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No.2 /仮氏理論

それではいよいよ「理想の男と結婚する技術」をお前たちに伝えていくわけだが、その前に。
水野愛也のスパルタ婚活塾において、大前提となる考えを確認しておきたい。

たとえば、婚活している女たちはパートナー選びに次のような条件を出したりする。

「えーっと、年収800万円以上で、身長170cm以上、年齢は35歳以下で……」

そういう女に対して世の男たちは

「もっと現実を見ましょう」
「何様ですか?」
「とりあえず落ち着けやバアさん」

こんな意見が飛び交かうのことになるのだが、この愛也は真逆である。
俺は、そんな条件を出す女に対して「お前の理想はその程度かぁ!」と怒り狂い、その女の尻をニホンザルのように真っ赤になるまで竹刀で叩きながらこう泣き叫ぶだろう。



 「熟女よ。大志を抱け!」と。




 何が年収800万だ。世の中には年収3000万や5000万の男もゴロゴロいる。しかもそいつらに限ってイケメンだったりする。お前たちは、なぜそういう男を手に入れようとしないのだ?
 ――いや、先ほどの条件を本心で言っているのであれば問題ない。しかし「本当は年収2000万円は欲しいけど、でも自分の年齢的なことを考えると……でも800は欲しいよね」的なことを考えている女のいかに多いことか。

水野愛也のスパルタ婚活塾における、最大のタブー。それは

妥協

である。
妥協とは何か?
それは、自らの心にウソをつくことである。本心を覆い隠し、欲求に蓋をしてしまうことである。
そして、自分の本音にウソをつきはじめたとき、人の成長は止まるのだ。

欲望を解放せよ。

お前たちが自分の最大の魅力を手にしたいなら、己の中に潜む最大の欲求を満たそうとしなければならない。
 そして、真の理想を目指し、真の努力を始めたとき、お前は「顔」も「年齢」をも凌駕する、人間としての最大の魅力を手に入れることになるだろう。

それは「自信」である。

そして、「自信」こそが、お前の人生に奇跡を起こす魔法の魅力となる。

そのことをお前に伝えるために、

俺は今から、ペタジーニの話をしなければならない。
 

――今から10年前、ヤクルトに所属していたプロ野球選手ペタジーニが「友達の母親(ペタジーニの24歳年上)と結婚する」という事件があり、日本のワイドショーは面白おかしく取り上げていたが、このニュースを聞きながら部屋で地団駄を踏んで悔しがっていた男がいた。


愛也である。



所蔵している500冊以上のエロ漫画の半数以上のタイトルに「義母」という文字が躍り、宜保愛子も「ギリ、抱ける」と思いながら当時の霊能番組を見ていた、筋金入りの熟女好きである。
そして、これは俺に限った話ではない。
現在、日本男子の間では「空前の熟女ブーム」であり、昔は奥にひっそりと申し訳なさそうに作られていたアダルトビデオの「熟女」コーナーも、今や中盤の要(かなめ)であり、日本代表で言えば遠藤保仁のポジションである。

だが、俺のこの話を聞いて



 「じゃあ私、まだイケるんだ」


そう思いながら部屋の中で煎餅をかじり始めたお前の頬にビンタを食らわしてこう言うことになるだろう。「お前の貧乳に垂れる余地はない!」と。

お前は、どうしてこの水野愛也が500冊近くの同人エロ漫画を所蔵しなければ『ならなかった』のか、そのことについて考えたことはあるのか?

この世に存在するすべての恋愛理論をマスターした、恋愛導師・水野愛也。その俺にとって自分好みの熟女を惚れさせるなど赤子の手をひねるようなものだ。
にもかかわらず、
俺は自分の欲求を、漫画に求めなければならないのである。

なぜか。

それは、

熟女たちは、いざそういう行為をする段階になると

もう、必ずといっていいほど




震えているのである。




生まれたての小鹿のようにぷるぷる震えているのである。震えながら言うのである。



「私、こういうことするの久しぶりなの」

 

知るかボケェ!

緊張してるのか不安なんか知らんけどさ、「アソコに蜘蛛の巣張ってます」的なカミングアウト? これほど男を萎えさせる言葉はないのである。


男が熟女に求めるのはただ一つ


「そんなにしたいの? もう、しょうがないわねぇ」的な「余裕」なのだ。


「老いはわれわれの体よりも心にしわをつける」――モンテーニュの言葉である。

そして、自分に対する自信や余裕があれば、年齢を重ねることはむしろ大きなアドバンテージになるのだ。
 しかし、女は男の気持ちを知ろうとせず、肌の美しさやたるみという、己の勝手な解釈によって自分の魅力が落ちたと考え、卑屈になる。
 そして、この卑屈こそが、まさに、「屈」の字のごとく、男のそそりたつ股間の膨張を「屈」させるのだ。

 では、男の前で、常に余裕を保つにはどうすればいいだろうか。

 もちろん自分に対する自信をコツコツとつけていくことも大事なのだが、ここではもう、最短距離で余裕を手に入れられる方法を教えよう。
 
 人は、何かを強く求めれば求めるほど――つまり、何かに執着するほど、焦り、緊張し、不安になり、余裕を失う。
 婚活する女たちが必死になるあまり、男たちを引かせているのと全く同じ理由だ。
 つまり、これは裏を返せば、男を強く求めない状態、目の前の男に対して「こんな男どうでもよくね?」そう思えたとき、お前は男に対して余裕を保つことができる。
 
だから、余裕を保つための最大の方法は、

「どんな男でもいいから彼氏を作ること」なのである。

ブサイクだろうが年収が低かろうが、もし今、彼氏がいないのなら、とにかく「彼氏」という枠に誰かをあてはめるのである。

しかし、俺の言葉に対してお前はこう言うかもしれない。

「お前はさっき、あれほど『妥協するな』と言ったじゃないか」

 そんなお前に対して俺は

「お前は『森ガール』ならぬ、『木を見て森を見ずガール』だ!」

と叫びながら、ピエール・エルメのマカロンを両鼻の穴に詰め込むことになるだろう。
 これは、妥協ではない。
 高い志を遂げるための、理想の男を手に入れるための必要不可欠なステップなのだ。

「彼氏がいることの重要性」は言い出せばきりがない。

 たとえば合コンなどで「彼氏いる?」という話題になることがあるが、そのとき「彼氏はいない」と答えたとき「どれくらい(の期間)いないの?」という流れになることがある。
 そのときに、彼氏のいない女は、必ず次のように言葉を濁すのである。
 
「うーん、半年くらい?」

 その瞬間、男から

(この女、最低2年は彼氏おらんな)

と見抜かれているのである。
つまり「彼氏いない歴」を濁す女は男から「この女は彼氏のいない価値の無い女である」という烙印が押される。
これに対して、女の価値を最も上げるセリフはこれである。



「彼氏いるんだけど…」



「彼氏いるんだけど…」理論である。彼氏の存在は明言するのだが、「ど…」の「…」の部分に含みを持たせることによって「あ、この子、彼氏とうまくいってないんだな」と思わせ、さらに男に対して「恋愛相談に乗ってほしい」というデートの口実まで与えることができる強力な恋愛コンボである。

これ以外にも「彼氏」という枠を埋めていることのメリットは計り知れず、今彼氏のいないやつは早急に、どんな男でもいいから彼氏を作り、「彼氏がいない」状態から抜け出すことを最優先しなければならない。

これが、愛也の提唱する



仮氏(かりし)理論



である。


カレシではない。カリシを作れ。


理想の男を手に入れるための「仮」の彼氏を作るのだ。そして、仮氏を踏み台にして、より高い男へと飛び立つのである。

ちなみに、俺の周囲でよくあるパターンが



不倫していたと思ったら、誠実な男と電撃結婚

 

である。これは、既婚者を「仮氏」として利用した優秀な女たちだといえよう。

そもそも結婚しているのに女を口説いてくるような男たちは、女たちから「最低の男だ」とゴミ扱いされることがあるが、お前たちは理想の男を手に入れるために、このゴミをできる限り利用することを心がけよ。
「リサイクル理論」である。

【第1講まとめ】

スパルタ婚活塾の 塾訓 「絶対に妥協しない」

「仮氏理論」

●恋愛では余裕を保つことが最優先される。
●そのためには、どんな男でもいいから仮の彼氏を作ること。そうすれば魅力的な男の前でも緊張せずに余裕を保つことができる。


「彼氏いるんだけど…」理論

●彼氏がいることは明言しつつ、うまくいってないことを暗に伝えることで「恋愛相談」をデートの口実にすることができる。


「リサイクル理論」

●結婚してくるのに言い寄ってくるのはゴミみたいな男であるが、ゴミをできるかぎり再利用しなければならない。




(第3講につづく)

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■水野敬也 プロフィール

1976年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。処女作『ウケる技術』(共著)が25万部のベストセラーに。代表作『夢をかなえるゾウ』はシリーズ累計280万部を超え、現在も版を重ねている。他の著書に『雨の日も、晴れ男』『大金星』がある。作家活動以外にも、恋愛体育教師・水野愛也として、著書『LOVE理論』、講演DVD『スパルタ恋愛塾[ソフト編・ディープ編]』がある。またDVD『温厚な上司の怒らせ方』の企画構成・脚本や、漫画『地球くん』の企画・原案を手がける。

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出典: 株式会社 文響社

■この記事の引用元▼

Edited by by.S 編集部

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