感情の波をつくると自分が損。「デキる人は怒らない」の法則 /仕事上手は恋愛上手 byはあちゅう

2016.12.09

No.12 感情の波をつくると自分が損。「デキる人は怒らない」の法則

昔、半同棲していたことがある彼氏は
ものすごく朝に弱い人でした。
いったん寝入るが最後、
起きることは一生ないかもしれないと思うほど寝るのです。
放っておくと、寝飛ばして一日が終わる勢い。

朝が得意な私にとっては
「世の中にはこんなやつがいるのか」とある意味
驚愕の存在でしたが、
彼氏になったからには、
そして一緒に生活するからには、彼のことを起こす義務があります。

一応、社会人歴もそこそこある人だったので、
「起きなければ」という危機感がある時は
自らの意志で起きる能力を持っていましたが、
私が家に泊まる日は気が緩むのか、いつまでも起きない。

大体私は彼が家を出る2時間前には起きるので
(昔も今も早起きです)
彼の仕事の都合に合わせて、
毎朝起こす係を、引き受けざるを得ませんでした。
そしてしばらくは、それがうまくいっていたのですが
ある日、事件が起こりました。
私が、彼を起こす時間を45分勘違いしたのです。

起こした時には、もうアポ直前。確実に彼は遅刻です。
私の過失で、彼の社会的信頼が傷ついてしまう…!

そもそも自分で起きろよ、と今では思いますが
その頃の私はウブで気の優しい娘だったので、
青ざめてうろたえました。

「本当にごめん…」と言葉を無くす私に
「うん、急ぐわー」といつもと変わらないテンションの彼。
その彼の態度に驚く私。

なぜなら伊藤家では、
誰かが誰かを起こす約束をして、
その時間に起こさなかったら、
嵐のような罵倒試合が始まるからです。

「もっと早く起こしてよ!」
「もう、間に合わないじゃん、あんたのせいで!!」
「髪の毛ぐちゃぐちゃのまま出かけなきゃいけないじゃん、
どうしてくれるのよ」

妹、母、私による混乱の三重奏。
このスパイラルがここ二十数年間、私にしみついていたので、
てっきり彼にも「バカヤロウ」と怒られるかと思ったのに拍子抜け。

出かける彼の背中に
「時間間違えたのに怒らないんだね」と声をかけると
怒ってもしょうがないことで怒るの無駄じゃん。
ワザとやったわけじゃないんだし。じゃあ、いってくるねー」と
ひょうひょうと出かけて行きました。

この時、彼の会社での高評価の理由と
部下に愛される理由が分かった気がしました。

「仕事の出来る人は、相手を怒らない。怒るは感情、叱るは理性」
という言い回しをよく聞きますが
確かに、仕事が出来る人は決して相手を責めません。

教え方・やり方や仕組みが悪かったのではないか、
自分が相手に期待をしすぎたのが悪かったのではないか、と、
罪を憎んで相手を憎まず。
だからこそ、周りに好かれる。
感情的に怒鳴り散らしても
何の解決にもならないどころか、
状況を悪化させ、無駄に恨みを買うだけです。

すぐに怒るのは、相手よりも優位に立ちたい
自信のなさや後ろめたさが原因。
出来る人は、相手を常に対等に見ているし、
めったなことで自分のテンションを上げ下げして、
感情の波をつくってペースを崩さない。
怒っても損するだけなら、
マイペースと冷静さを保ったほうが
ずっとお得なのだと思います。

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■はあちゅう/本名:伊藤春香(いとうはるか)ブロガー・作家。慶應大学法学部卒業後、電通、トレンダーズを経てフリーに。最新作「半径5メートルの野望 」(講談社)が好評発売中。

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Edited by by.S 編集部

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