「日本のために頑張るのは楽しかった」96年ぶりの快挙‥錦織圭を変えた"コーチの言葉"

錦織圭線選手のコーチの1人で、選手のプレー技術だけではなくメンタルの成長も促したという、マイケル・チャンコーチの金言をご紹介します。

2015.01.19 更新

リオ五輪10日目の8月14日(現地時間)、テニス男子シングルス3位決定戦で錦織圭選手(26)でスペイン代表のナダル選手(30)を破り、銅メダルを獲得。これは、96年ぶりの快挙。試合が終わり錦織選手は、「楽しかった。難しい場面、苦しい場面もあったが、最後までファイトして日本のために頑張るというのは、心地いいというか、楽しかった」と笑顔で語りました。

試合を見ていた人はもちろん、朝のニュースで知った人も、この速報で日本中が歓喜に包まれました。私たちに間違いなくパワーを送ってくれた試合でしたよね。

錦織選手が変わったきっかけは"チャンコーチ"だった

そんな錦織選手は、はじめから今のように忍耐強く、勝負にかかる精神力を持っていたわけではありません。ある人物と出会うまでは、大きな勝利をしたあとも控えめすぎるくらい現実的な目標を掲げていたといいます。しかし、彼のメンタルを成長させたのが現コーチ陣の1人である、マイケル・チャンコーチ。世界ランキング2位にまで上り詰めた実績があり、豊富な経験をしたテニスを知り尽くす台湾系選手でしたが、31歳で引退。2013年に、錦織選手のコーチに就任。

謙虚すぎるほど謙虚であった錦織選手を変えたきっかけには、コーチの教えの数々があったのです。

錦織選手の背中を押し続けた...チャンコーチの金言たち

テニスだけではなく仕事や人生にも通じる、錦織選手を変えたチャンコーチの金言をご紹介します。

「Believe yourself(自分を信じろ)」

対戦する前日から、「Believe yourself」と1日に5回ほどコーチに言われるといいます。
『自分への疑いが無くなれば、それが自信になるのです。』『自分を信じる力を手にした君は、もう1年前の君ではない。』

チャンコーチは、こうして錦織選手の背中を押し続けていたのです。

「短所の自覚は必要だが長所を伸ばすことが大事」

背の低いアジア系選手は、高い選手よりサーブのパワーが落ちます。そのことについて、2011年に対談で錦織選手がチャンコーチに質問したところ、『短所の自覚は必要だが長所を伸ばすことが大事』だと述べました。

「勝つ方法を見つけること」

勝つために大切なことは、ショットやサーブなどプレー技術の練習だけでなく、反省・分析することだと語っています。

『ショットの強化以上に大切なこと…それは「勝つ方法」を見つけること。』

『一度負けた相手には対策を考え、次の準備をすることが重要です。これらは全て「自分がなり得る最高の選手」になるためにやるべき工夫なんです』

コーチの言葉は、メンタル面だけではなく、対策と準備の大切さを教えていました。精神力ももちろん大切ですが、それだけでは勝っていけないと教え続けたことも強さの秘訣ですよね。

「お前は邪魔なんだ」と言い切る決意が必要

2011年、錦織選手は世界ランキング1位のジョコビッチを下すという偉業を成し遂げましたが、翌日のフェデラーとの決勝試合では完敗するという結果に。自分のテニスが「何をすれば全くわからなくなってしまった」と語る錦織選手に、チャンコーチは敗因を語りました。

『錦織はフェデラーを尊敬しているということを延々と話してきました。しかし、戦う相手(フェデラー)を尊敬するなんてプロとしてあるまじことです。

謙虚しぎるほど謙虚で、低姿勢な錦織選手にコーチは切り込みました。

『コートに入ったら「お前は邪魔な存在なんだ」と言い切る決意が必要なんです。「優勝するのはお前じゃない!俺だ!」という気持ちでなければ戦う前に負けています。』

錦織選手は、メンタル・プレーともに、チャンコーチから学び、大きく飛躍しました。96年ぶりの快挙を成し遂げ、これからもまだまだ彼の活躍は止まらないことでしょう。錦織選手、おめでとうございます!今後も、さらなる飛躍に期待しましょう。

Written bykahonyun

by.Sトレンド編集部

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