「困った時はお互い様」に甘えないこと。/仕事上手は恋愛上手 byはあちゅう

2016.12.09

No.16/「困った時はお互い様」に甘えないこと。

少し昔の話ですが、講演会を頼まれて引き受けたところ、
告知が始まった後に
「実は社内予算が削られてしまったので、
講演料を●●円お支払すると言っていましたが
××円に下げて頂けないでしょうか」
というメールが来たことがあります。

そんなルール違反をしてくる団体とお仕事をするのは不安なので、
いったん白紙に戻したいと思いましたが、
イベントの場合は、地方からのお客さんが交通手段を
先に抑えて申し込んでくれていることもあるので、
登壇せざるを得ませんでした。

これは極端な例だと思いますが、
「自分には関係のない向こうの事情で振り回される」
ことって、お仕事をしている人なら
一度や二度は体験しているのではないでしょうか。

「予算が少なくて」「人が足りなくて」「今週、寝てなくて」
「家族のことで忙しくて」「子供が熱を出して」

それぞれの抱える事情に対しては、人間同士だから、
思いやりを持って仕事を進めるのが筋だと思います。

私も、体調不良で取材をリスケして頂いたり、
海外でネットがどうしてもつながらず、オンラインサロンへの
投稿が遅れてしまったりと、日々、いろんな方のご理解に救われているので、
相手の事情を受け入れられる自分でいたいと思います。

ただ、そういう「自己都合」はなるべく相手に悟らせないで、
円滑に仕事を進める努力は、お互いに必要だとも思うのです。
「困った時はお互い様」精神はベースに持ちつつ、
自分からそれを持ち出すのは避けたほうがかっこいいはず。

先日、私が主宰する「ちゅうもえサロン」「ちゅうつねサロン」の
運営会社であるシナプスさんが新たに資金調達をしたというニュース
(http://thebridge.jp/2015/03/synapse-funding)が出て
その中に、田村社長のインタビューが掲載されていました。

それによると、「ちゅうもえサロン」が始まった頃に、
田村さんは、メインの取引先に納品直後に逃亡され、
大変な目に遭ったそうです。

実は私は、インタビューを読んで初めてその事実を知りました。
当時、サロンのことで田村さんとは
たくさんのメールのやりとりをしていたにも関わらず、
そんなに大変なことがあったなんて、全く知りませんでした。
私たちへの支払いは通常通りされていましたし、
たまに、頼んだことへの対応がされていないのを指摘すると、言い訳は一切なく、
「申し訳ありません、これから対応します」の一言で返ってきていました。
まさか社員が雇えない中、
たった一人で膨大な業務を進めているとは夢にも思いませんでした。

もし知っていたら、支払いなんていつでも良かったし、
何か力になれることもあったかもしれないと申し訳なく思うと同時に
会社の事情がどんなに大変でも、ビジネスパートナーには
その苦労を悟らせずに淡々と仕事をしていた田村さんへの信頼が増しました。

何かの時に、当事者とは関係のない事情を言い訳に持ち出してくる人は、
恋愛においても、自分の事情を相手に押し付けがちです。

「仕事が忙しくて」と言って結婚式準備を全て
花嫁に押し付けた旦那さんが、結婚式前に
婚約破棄を言い渡された事件が身近にありましたが、
やっぱり、仕事は仕事、家庭は家庭、
という意識は持ってほしいですよね。

全ての約束は1対1の約束として捉え、
自分事の尻拭いを相手にさせない配慮
仕事でも恋愛でも、いい関係を築くコツなのだと思います。

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■はあちゅう/本名:伊藤春香(いとうはるか)ブロガー・作家。慶應大学法学部卒業後、電通、トレンダーズを経てフリーに。最新作「半径5メートルの野望」(講談社)が好評発売中。

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Edited by by.S 編集部

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