「好かれたい」を捨てる。 それが女性の自由への近道。 /経沢香保子の「すべての女は自由である」

すべての女は、自由である。”ALL WOMAN IS FREE”をテーマにDRESSにて連載中の女性起業家・経沢香保子さんのコラムをお届けします。

2016.12.09 更新

「私、結婚したいんです」婚活に一生懸命な女性と話す機会が多い。
婚活パーティに参加しては「素敵な男性がいない」「なかなか相手が見つからない」とため息を漏らす彼女たち。

魅力的なのに、相手探しに苦戦しているのはなぜか。
私が気になっているのは、彼女たちが「婚活市場ではこうするとモテる」とされる情報を鵜呑みにして、本来のキャラや魅力、目指すものを無理に曲げてること。ボーイッシュなファッションが好きなのに、男性ウケする白ワンピを着てみたり、ゆるふわキャラを演じてみたり……。明らかに軸がブレている。そんな状態で一度でも簡単に「成果」が出ると、自分を曲げることがクセになる。でも、違う自分を演じるのには限界があり、決して長続きはしない。結婚生活は永遠の高めあいなのだ。

仕事もこれと同じだ。辞めようとする社員をつなぎとめようと、例外をつくったり、個人的な要望に応じたりする社長がいる。しかし、当の人物は利ばかりをとり何食わぬ顔でやめたし、残った人も権利のようにワガママを言い続けると相談を受けることがある。
でも、愚かなことをしたのは社長だ。要望にあわせると、組織内の公平性が失われたり、会社の文化やポリシーを貫けなくなるものだ。

会社という組織は、事業を通じてどう社会貢献したいかという理念を持っている。それに共感する、自社のポリシーに合うお客さまや取引先企業さま、社員を大事にすべきだ。一方で、そうではない人は場所を自分でみつけて去っていただき、別の共感してくれる仲間をあらたに見つければより発展する。信念を貫く事が、互いの健全な成長につながるのだ。
 
恋愛、仕事と2つの事例を上げたが、両者に共通するのは「人に好かれるために相手に合わせる」は万能ではないということ。自分の信念に反してまで、人に好かれようとする努力なんて積み上げた物を失うだけだ。自分の考えや生き方に自信を持てずにいる女性は少なくない。彼女たちは表面上だけ相手に合わせて、そこから先はどうすればいいのかと悩む。

そんな女性たちに私は伝えたい。
人は自分という独自の「色」を発揮するために、一度きりの人生を生きている。その人自身にとって、矛盾のない生き方をしなければ、人生は成し遂げられない。
だからこそ自分の主義やルールを貫き、常に自分らしくいながら周囲に貢献すべきなのだ。 

「付き合っておくと仕事をもらえるのでは」、「いいことを教えてもらえるのでは」とメリットを期待して、あまり好きではない人と深く関わろうとすると、上手くいかないケースが多い。表面的な化かしあいになる。一方で、心から「いい人だな」と思える相手と付き合うと、結果的に副産物としていいことが巡ってくる。対人との関わりにおいて、利害
関係ばかりに心が奪われるのは心の疲弊も加速させる。
 
今やすっかり普及した断捨離だが、成長し続ける人のもとには、数年に一度「人間関係の断捨離期」がやってくる気がする。私は起業後、コンサバな友だちとは話が合わなくなった。経営者として、新たなコミュニティに入っていかなければならない時期が来ていた。そのときの状況で必要になる人間関係があり、置かれた場所に応じて出会う仲間がいる。無理をしてまで、現状の人間関係に合わせ続ける意味はない。全員と平等に関わり続けながら、新たなステージになんて進めない。数年後に結果さえ出せば、また元の仲間に理解してもらえるものだ。

多くの人は3〜4年に一度、キャリアやライフスタイルが新たなステージに進む時、人間関係を断捨離する時期が訪れるのではないだろうか。付き合う人々がガラッと変わる。もちろん少し寂しいけど、それが悪いことだとは思わない。退路を断たずして進めない道もある。永遠に続くものなんてないのだから。

人に合わせすぎるのはやめよう、誰かの意見から自由になろう。自分の決断で結果を出そう。それが大人の女性だ。自分自身を磨いて、人間力を高めよう。
自分が心から目指す自分になろう。そんな自分で大切な人に向き合おう。一度きりの人生はあなただけのものだ。
最高に生きよう。

〝好かれたい〞を捨てる。
それが女性の自由への近道。


経沢香保子

【記事提供元】DRESS 5月号

(プロフィール)

つねざわ かほこ
トレンダーズ創業者。26歳で起業し、2012年当時最年少女性上場社長として東証マザーズに上場の経歴をもつ起業家。1男1女の母でもある。テレビ朝日ワイドスクランブル等コメンテーターや書籍『自分の会社をつくるということ』Blogなど多方面で発信中。現在は「日本にもベビーシッター文化を」と「KIDSLINE」という時給1,000円〜即日依頼も可能なベビーシッターサービスを運営。女性に新しいライフスタイルの提案をしている。

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