なぜ今季はピンク?トレンドの秘密をプロが紐解く。大人にハマる「三大ピンク」も大発表!

2017.03.31

2017年春は、ピンク・ピンク・ピンク! 実は、2016AWコレクションから流行の兆しが見え始めていたピンク。その波は2017SSで本格的なものになったようだ。そもそも流行色は毎年、パリに本部を置く「国際流行色委員会」が約2年前に決めているものだけれど、なぜ今季はピンクがトレンドなんだろう?

トレンドカラー誕生の秘密を、ファッションのプロに解説してもらった。教えてくれたのは、ファッションブランドAmeri VINTAGEのCEOで、枠にとらわれない自由なライフスタイルにフォロワーが後を絶たない、黒石奈央子さん

ファッション界では、ノームコア(究極の普通の意)ブームが過ぎ、タッキー(悪趣味の意)ブームが到来。ノームコアファッションでグレージュやブラウンなどのナチュラルカラーをよく着ていた反動から、人々が鮮やかな色を欲しているのではないか、と黒石さんは言う。

コレクションでもその傾向が見られ、特にGUCCIはどのブランドよりもタッキーファッション推しで、2016AWからピンクを果敢に取り入れていた。そんなGUCCIを皮切りに、今季他のブランドからもピンクの波がいっきに押し寄せたのだそう。

ピンクの中でも黒石さんがトレンド指名する色味は、ダスティなあずきピンクサーモンピンク、そしてメタリックピンク。トレンドカラーを取り入れたくても、アラサーともなると抵抗がある…と敬遠しがち。だけど実は、これらの色味なら挑戦しやすいって知ってた? 黒石さんに、大人にハマるトレンドピンクの取り入れ方を教えてもらった。

アウターは「しとやかピンク」で色気をまとって

OLIVE BACK FRILL JK ¥24,000(税抜)/AMERI

アウターには、しとやかなダスティピンクを。発色を抑えたくすみカラーを選べば、大人にもマッチ。アウターでピンクは一見難しそうだけれど、くすみカラーなら主張が強くなく、案外どんなコーデでもカバーできる。大人に相愛の落ち着いた華やぎを与えてくれる色合いだ。

黒石さんがチョイスしたダスティなあずき色のロングコートは、とろみのある素材使いが色味と相まって今年っぽい。背面には、素材違いの布がたっぷりと寄せられており、たゆたむ裾に大人の色気を演出できそう。

出典: 黒石奈央子さん撮影

トップスは「一癖ピンク」でトレンドを謳歌

LILLY BELL EMBROIDERY TOP ¥ 14,800(税抜)/AMERI

トップスにピンクを持ってくるなら、明るいピンクを。明るい色味は着こなしに幅があるので、大人仕上げが可能

そして、一癖あるアイテムを選べば、きれいにまとまりすぎないので洗練見せも叶う。黒石さんは、サーモンピンクのスカジャン風刺繍が入ったスウェットをセレクト。インパクトのあるデザインで、とことん遊び心をアピールするのが今年風。

出典: 黒石奈央子さん撮影

足元には「ギラピンク」で強さを宿して

メタリックハイヒールレザーシューズ ¥11,102(税抜)/ZARA JAPAN

足元には、メタリックピンクの靴を。なかなか挑戦しづらいメタリックカラーでも、差し色としてなら驚くほど簡単にコーデに馴染む
これから暖かくなって、シンプルなワンツーコーデになりがちな季節。技ありカラーをワンポイント、仕込みたい。メタリックのキレのある輝きに、大人の意志の強さを宿して。
ちなみに、同系統と思いがちなネオンピンクは今年のトレンドからは外れてしまうそうなので要注意。

今季の三大ピンクは、ずばり「しとやかピンク」、「一癖ピンク」、「ギラピンク」! 上手に取り入れれば大人にハマり、色気や強さを味方につけられる。
いままでピンクを敬遠していたひとにこそ、ぜひ今季はチャレンジしておしゃれの幅を広げてほしい。

お問い合わせ先
Ameri VINTAGE(B STONE)
☎︎03-6712-7887
https://amerivintage.co.jp

株式会社ザラ・ジャパン(ZARA)
☎︎03-6415-8061
https://www.zara.com/jp/

取材協力/Ameri VINTAGE CEO/ディレクター 黒石奈央子

text : 有山千春

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