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生理痛を賢く乗り切りたい…。“痛み止め“を飲むベストタイミングを女医が指南

2017.11.01

オフィスや通勤電車内で「イタタタタ…」月イチペースで振り回される生理痛。途端に生活レベルが下がるのに、がまんできなくなるまで耐える。そんな忍耐強さはいらないと、産婦人科医の宋美玄先生は語る。

なんと宋先生によると、生理痛を鎮めるための“痛み止め(鎮痛剤)”を飲むベストタイミングがあるのだとか。宋先生に、生理痛のあれこれを聞いてみた。

「デトックス」や「女の証」ではなく、「生殖」のためにある

そもそも生理は「効果的なデトックス」「女性である証」などと言われることもある。だけれど、医学的には“妊娠のため”にあるものなのだそう。

生理そのものだって体にとって負担ですし、生理痛があるひとは子宮内膜症が発生するリスクが高いといえます。不妊の原因の一つでもあるので、そのままにしておくことは、将来的にもデメリットが多いですね。

コメント: 宋美玄先生

「SNSでネタにしてる場合じゃない」生理痛をがまんするべからず

悩みの生理痛、むしろネタにして笑いに変えてしまえとSNSに投稿しているなんてひともいる。でも宋先生は、「生理痛」は健康や人生計画にデメリットであると話す。

生理痛がある自分は、何らかの病気や不妊のリスクを抱えているかもしれない。そう気づくことが大切。

“生理痛”はがまんせずに「痛み止め」の手を借りるべし

生理痛があるひとは、痛み止めを常備しておきましょう。薬局などで売っているものでも問題ないので、薬剤師さんに聞いて購入しましょう。

コメント: 宋美玄先生

薬は「毒」「人工的」と言われがち。だけれど、市販の痛み止めの添加物は、厚生労働省の基準をクリアした成分。「代謝されて外に排出されるので、用法用量を守って飲めば大丈夫です」と宋先生。

意外と知られていない、“飲むタイミング”も大事

毎月の生理痛。いつも、痛みがひどくなってがまんの限界になってから痛み止めを飲む。そうしているひとは、改善の余地あり!

よく、痛みが限界に達してから痛み止めを飲むひとがいますが、そこまでがまんする必要はありません。経血量が多い1日目や2日目などはとくに、痛み出す前に服用するほうが効きが早いです。

コメント: 宋美玄先生

また、宋先生は「月経困難症(生理痛を含め、食欲不振や憂うつなど)があること自体が問題なので、受診することをおすすめします」と話す。

市販の痛み止めを飲んで一時的に痛みを鎮静させることもひとつの手ですが、産婦人科で処方するピルは、生理痛を軽くするだけでなく、子宮トラブルを予防することもできます。ピルを選択することも検討してみてください。

コメント: 宋美玄先生

つい「生理痛は女性なら当たり前のこと」と思ってしまいがち。外出先や大事な予定のときに急に痛みが…と振り回されていたなんてひとへ、がまんは禁物。痛みを放置せず早めに対処することが、快適な生理ライフを送るための正しい選択といえそう!

取材協力/産婦人科医 宋美玄先生

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配信日:水曜日(隔週)

巷のビューティー神話に、産婦人科医の宋美玄先生がお答え。

supervised by

産婦人科医 医学博士
宋 美玄

大阪大学医学部医学科卒業後、同大学産婦人科に入局。“カリスマ産婦人科医”として女性の悩み、セックス、性や妊娠などについて女性の立場から積極的な啓蒙活動を行う。
by.Sチャンネル「巷のビューティー神話にご用心。」で水曜日(隔週)配信中!

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