お風呂マット・居酒屋の畳…ヤバイかも? 皮膚科医に聞く「女性水虫」の症状チェック

2017.12.04

寒い日が続き、乾燥も気になる今日このごろ。そんなとき、ふいに足がムズムズするようになり、かゆみを感じることも…。これって乾燥? もしかして水虫?

「水虫って男性に多いと思われがちですが、最近は女性でも感染するひとが多くなっているんですよ」と話すのは、皮膚科・美容皮膚科の渋谷スキンクリニック吉田貴子院長。皮膚の専門家である吉田先生に、水虫の見分け方と予防法を聞いてみた。

もしかして水虫かも? 気になるひとは要チェック

水虫=足白癬(あしはくせん)の原因は、カビの一種である「白癬菌」。この菌が皮膚の角質層内に入り込み、繁殖することで水虫が発症するのだとか。

吉田先生によると、水虫には3種類のタイプがあるそう。もしかして水虫かな…? というひとは、以下の3点をチェックしてみて!

その1:趾間型(しかんがた)

水虫に一番多いタイプ。足の指の間がかさかさしたり、赤くなり、皮膚がむける。ただれたり、かゆみが生じることもある。

その2:水疱型(すいほうがた)

足の裏(とくに土踏まず)や足指に小さな水ぶくれができる。激しいかゆみが生じるのが特徴。

その3:角化型(かくかがた)

足の裏全体やかかとの角質層がかたくなる。カサカサになった部分をこすると皮がむけたり、ヒビ割れになることも…。はがれた角質は感染のもとになるから注意が必要。

足の皮がむけていたり、部分的に水ぶくれができていたり、極端に硬くなっているところがあったりする場合は、水虫の疑いがあります。水泡型は薄い皮がむけるだけの軽い症状の場合もあり、見分けがつきにくいです。

コメント: 吉田貴子先生

生活のなかに潜んでいた…。水虫になりやすい環境って?

水虫は梅雨時期に発症することが多いといわれているけれど、油断は禁物。
「皮膚が湿った状態であれば、白癬菌が定着し増えていきます」と吉田先生は語る。

白癬菌が存在しやすいのは、プールや温泉など湿った環境。湿度が高くなくても、スポーツジムの脱衣所や居酒屋の畳など、不特定多数が出入りする場所で水虫に感染することもあります。

コメント: 吉田貴子先生

また、汗をかきやすいひとも水虫に感染しやすいそう。足の裏には汗腺が集まっているうえ、靴を履くことで高温多湿になるから、白癬菌にとって繁殖しやすい環境なんだって。

さらに、水虫は動物の毛に寄生する場合も。ペットを飼っているひとは動物の皮膚もチェックしてみて!

水虫予防のための習慣&もしなってしまったら…

革のパンプスやブーツなど、通気性の悪い靴を一日中履いていると、靴のなかで足が蒸れた状態に…。水虫を予防するためにも、家に帰ったらまず足指の間までよく洗い、きちんと乾かす習慣をつけることが大切。

また、同じ靴を毎日履き続けるのもNG。よく履く靴はときどき陰干しをして、湿気を取り除いておくべし。

それでも水虫になってしまったら、すぐに病院へ。完治までには3〜6カ月かかるそう。

水虫は、内服の薬と外用薬で治療します。水虫は中途半端なまま放っておくと再発しやすいもの。必ず完治するまで来院を続けてくださいね。

出典: 吉田貴子先生オフィシャルブログ

家族のなかで感染する場合も多いです。家族の誰かが水虫になってしまったら、スリッパやお風呂のマットを共有しないなど、ほかの家族にうつさないよう注意が必要ですよ!

出典: 吉田貴子先生オフィシャルブログ

寒い時期だからといって、油断できない水虫。女性もジムにヨガに温泉etc. 感染しやすい環境に行くことも多いから注意が必要。足のスキンケアをしっかり行って、水虫に感染しにくい足を目指して。

取材協力/渋谷スキンクリニック 吉田貴子先生

text : 東谷好依

supervised by

渋谷スキンクリニック院長
吉田 貴子

皮膚科・美容皮膚科医。渋谷スキンクリニック院長。あまねく人々のホーム”スキン”ドクターになるべく毎日奮闘中。コラムなど執筆活動でも美肌普及活動に力を注いでいる。

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