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女医が教える、生理中のSEXで抱える「3つのリスク」。流れにまかせる前に…

2017.12.27

女性にとって、生理中は不快なことが多いデリケートな時期。にも関わらず、ちょうど大切なデートが入ってしまった…。もしそういう雰囲気になったら、流されてしまいそうな予感。

でも本当に良いのかな…? 産婦人科医の宋美玄先生が、生理中のSEXで生じる「3つのリスク」を教えてくれた。

リスク その1:生理中のSEXは「子宮内膜症」の原因に

ひとつ言われているのは、生理中のSEXは「子宮内膜症のリスクを上げる可能性がある」ということ。生理中、体内では子宮の外に経血が出る一方、卵管から月経血が逆流するという現象が起こるんです。それが子宮内膜症の原因だと考えられています。SEXをすると、この逆流する量がさらに増えると考えられています。

コメント: 宋美玄先生

とくにオーガズムに達すると、子宮は精液を吸い上げるように収縮するから、逆流が増えてもおかしくはないそう。生理中のSEXが子宮内膜症を引き起こす原因になるなら、断るのが正解といえそう。

リスク その2:生理中の体はウイルス感染しやすい状態

そもそも、生理1~2日目は経血の量が多くて汚れる。衛生面や体への影響も気になるところ。

生理中は通常よりも子宮口が開くので、子宮に感染しやすい状態と言えます。一方で男性にとっても、HIVなど血液を介して感染する病気のリスクがあるでしょう。

コメント: 宋美玄先生

お互いの体を「感染」から守るためにも、生理中のSEXは控えるのがベター。

リスク その3:生理の後半は、妊娠する可能性もアリ

宋先生によると「生理中だったら安全日」というのは都市伝説。わざわざ生理中を選んでしたがるカップルは、「妊娠」のこともきちんと考えるべし

生理周期によっては、生理の終わりごろと排卵日が近いひともいます。生理初日であれば妊娠の可能性は低いですが、後半なら確率が上がるので、コンドームをつけるなどの避妊はマストです。

コメント: 宋美玄先生

生理周期が短めなひとは、すぐに次の排卵日が来る。生理が不順なひとは、いつ排卵しているかすらわからないことも多い。生理後半は、妊娠の確率が高いタイミングも含まれるということを、忘れないでおいて。

生理が来る時期をコントロールすることも、ひとつの手

遠距離恋愛カップルや、なかなか二人きりの時間がとれないからどうしても…というひとなら、あらかじめ生理リズムをコントロールするというのもひとつの選択肢。

いまは低用量ピルなどで生理の回数を年3回に減らしたり、遅らせたりすることができます。リスクを冒してまでSEXするよりも、生理周期をコントロールしたほうが安全だと思います。ピルは産婦人科などで処方してもらえます。

コメント: 宋美玄先生

「絶対にダメ」とは言い切れないものの、男女ともリスクが高い生理中のSEX。一度冷静になって、お互いのことを思いやりながら考えてみては…?

取材協力/産婦人科医 宋美玄先生

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