シミ対策、プロが実践する美白クリームの使い方と選び方。「シ・ミ・ケ・ア」が合言葉

2017.12.29

夏の紫外線が弱まった冬は、絶好の美白シーズン。ホワイトニングコスメを塗りさえすれば、春には美白肌になっている…なんて思っていませんか?このチャンスをものにするには、まずはプロの美白術を知るべし。美肌のプロ・美容家の深澤亜希さんに話を聞いた。

シミの種類を知ることが先決!

実は、大きくわけて4つのタイプに分類される「シミ」。それぞれ原因も違えば、対策や改善法も異なるのです。通常のスキンケアコスメよりも値が張る美白アイテムは、気になるシミの種類を把握してから購入するのが正解。

・紫外線によってできる老人性色素斑
ほほやこめかみ、目周りなどの高い位置にできやすく、数㎜~数10㎜ほどの大きさの丸い色素斑。できたばかりのものは美白化粧品が有効。日がたっているものはレーザー治療もおすすめ

・女性ホルモンのバランスによってできる肝斑
頬骨や鼻の下、額に、左右対称にでるもやもやとした濃淡のシミ。美白化粧品やトラネキサム酸の服用が効果あり。レーザー治療は禁忌

・遺伝が要因の雀卵斑(ソバカス)
鼻周りからほほにかけてできる小さなシミ。形は三角や四角など。レーザー治療が有効

・摩擦や傷によってできる炎症性色素沈着
ニキビなど肌が炎症したあと、シミになってしまうタイプ。美白化粧品やピーリングが◎

知らずに使って治らなかったり、逆に濃くなってしまったりすることも。一度自分のシミがどのタイプに当てはまるものか、専門家に診てもらうことが、正しい美白ケアの第一歩です。

コメント: 深澤亜希さん

プロはこう選んでる。美白クリームの選び方

昨今の化粧品の進化は著しく、美白化粧品でのシミ対策も確かな効果を期待できそう。市場にはありとあらゆる美白コスメが名を連ねているけれど、一体何を選ぶのが正解なのか。プロが選ぶ美白クリームの基準を聞いた。

一定量美白有効成分が入っているものを基準に選ぶこと。ひとつの目安としては、「医薬部外品」と書かれているもの。必ずしもそれがいいというわけではないけれど、この表示があるものは、国が認めた美白有効成分が一定量入っているという証。ただ、表示がないものでも、成分の保有量が多すぎて書けないものもあるので一概には言えません。

コメント: 深澤亜希さん

厚生労働省認定の美白有効成分

アルブチン/ビタミンC誘導体/エラグ酸/カモミラET/トラネキサム酸/ニコチン酸アミド/ビタミンCエチル/プラセンタエキス/マグノリグナン/4MSK/ルシノール/コウジ酸/カミツレエキス/リノール酸/t-シクロアミノ酸誘導体/エナジーシグナルAMP等

プロ認定のブライトニング力。美白クリーム3つ

トランシーノ薬用ホワイトニングリペアクリーム

出典: ライター撮影

35g ¥4,000(税抜)
[お問い合わせ] 第一三共ヘルスケア
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_transino/

出典: ライター撮影

美白有効成分トラネキサム酸に加え、黄ぐすみに着目したルイボスエキス配合。ジェルのようなぷるぷるのクリームが、パックのように肌全体を包み、翌朝つるんとした肌に。(医薬部外品)

エクサージュホワイト ブライトデュウ クリーム

出典: ライター撮影

30g ¥6,000(税抜)
[お問い合わせ] アルビオン
http://www.albion.co.jp/

出典: ライター撮影


有効成分:ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸2-グルコシド)配合。美白クリームとは思えない濃密な保湿力は圧巻。乾きがちな肌が受けやすい様々なダメージをケアし、美白しながらふっくら白肌に導きます。(医薬部外品)

HAKU メラノクール ホワイトソリッド

出典: ライター撮影

10g ¥2,300 / 45g ¥10,000 (各税抜・編集部調べ)
[お問い合わせ] 資生堂
http://www.shiseido.co.jp/cms/onlineshop/hk/b/melanocool/

出典: ライター撮影

炎症を起こす原因の気温上昇による肌のほてりに対策しながら、保湿と美白を両立させた新感覚の美白固形状クリーム。バターが溶けるように肌でとろけ、ひんやりと心地よい冷感触。美白有効成分4MSK配合でメラニンの生成を抑え、透明感のある肌へ。(医薬部外品)

ここで差がつく! プロがやってる美白クリームの使い方

アイテムを揃えたら、あとはプロ直伝のクリームの使用法をマスターすれば準備は万端。美白肌への道はすぐそこ!

4つのコツ「シ・ミ・ケ・ア」が美白を促進

深澤さんが提案する、この「シ・ミ・ケ・ア」は、スキンケア成分がもっとも浸透する条件の頭文字のこと。この状態になっているときを狙ってスキンケアをすれば、効果も増幅するのだそう。

湿っている状態
密閉されている状態
血行が良くなっている状態
温まっている状態

一日の中で一度、私たちは必ず、この「シ・ミ・ケ・ア」の状態になっているんです。それはお風呂から出た後。なので入浴後は、間髪入れずにすぐに保湿! 肌が湿っていて、血行も良くなっていて、温かい状態でのスキンケアで浸透率を高めましょう。密閉されている状態は、ハンドプレスも良いですが、一番はシートマスク。入浴直後、シートマスクでグイグイ浸透させましょう。

コメント: 深澤亜希さん

取扱説明書はブランドからのラブレター。しっかり読んでから使おう

これまで、たくさんの女性の肌を見てきた深澤さん。よく見られるNG習慣は「使用量が極端に少ない」ことなのだそう。化粧水にしてもクリームにしても、肌を湿らせて終了、ではもったいない!

角層は、一度に受け止められる量が決まっているので、規定量よりも少し多めの量を、2、3回にわけて重ね塗りするといいでしょう。全体に塗った後、シミの部分だけ重ねるのも効果的。「ちょっとずつ、丁寧に」がキーワードです。

あとは、意外にも説明書をよく読んでいない人が多いですね。説明書は、ブランドからのラブレターのようなもの。例えば夜用クリームを朝につけてしまったり。夜用の化粧品は、代謝を良くする成分が入っていたりするのですが、それを朝つけて紫外線に浴びると、そこにシミができる可能性もあるんです。なので、量にしても、使うタイミングにしても、まずは説明書をよく読んで

コメント: 深澤亜希さん

ターンオーバーの目安となる28日間は続けて

最後は、期間について。ついつい挫折しがちな美白ケア。続けるコツとは?

一度できたシミは、ターンオーバーする以外なくならないもの。ちょっと根気がいるけど、効果がすぐに見えなくても、ターンオーバーがある28日を目安に使い続けて。使い心地がよく、自分にあっているものを選ぶのが、使い続けるコツです。

コメント: 深澤亜希さん

ポイントは、丁寧に。そして楽しむこと。美白は効果を実感しにくく難しい点もありますよね。そんなときは、ちょっと根気強く、毎日自分の肌に向き合ってみて。丁寧にケアしてあげると、自分自身が変化に気付いて日々のケアだって楽しくなるはず。

取材協力/美容家・深澤亜希

text : 宮田愛子

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