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「彼が避妊をしないんです…」女医が教える、上手なお願いの仕方とは…?

2018.01.10

彼が全然避妊をしてくれない。でも彼のこと好きだし、もし別れを切り出されたらと思うと…。そんな不安を抱えながら、コンドームをつけずにセックスをせざるを得ないなんてひともいるのでは?

保健体育の授業で習った「避妊」のこと。当時は、どれほど重要なのかは理解できず、大人になってから事の重大さに気づいたひともいる。もし自主的に避妊してくれるタイプの彼じゃないとき、何て伝えたらいいんだろう…?

産婦人科医の宋美玄先生が、効果的な伝え方と男性が持つ価値観のズレを指摘してくれた。

まずは、彼と「避妊」についてきちんと話せる関係を築いておくこと

女性にとって「避妊」はデリケートな問題。彼は、もし妊娠したら喜んでくれるのか、結婚のことをきちんと考えているだろうか。それらのことが、ちゃんと明確になっていないまま「妊娠」するなんて危険すぎる…。
だからこそ、彼と将来のことも含めて話せる関係を築いておくことが大切。

そもそも「コンドームをつける男=エライ」という風潮はズレている?

「私のためにつけてほしい」と説得をしても変わらない彼には、避妊はマナーでもエチケットでもないことを伝えてあげてください。彼にとっては「コンドームをつけてあげる」という認識かもしれないけれど、本当は彼の身を守るためにつけるんです。

コメント: 宋美玄先生

セックスは感染症のリスクを伴うだけでなく、妊娠に結びつく行為。そういった現実的な問題への認識が浅いと、ついつい「快感」や「興奮」だけでセックスを楽しんでしまうのかも…。

「計算高い男性ほど、避妊を欠かさない」それってどういうこと?

後腐れなくセックスに集中したい男性や、結婚を考えられない環境など、明確な理由を持って避妊を欠かさない男性もいる。

私の友人でとても計算高い男性がいるのですが、彼はどんな相手ともセックスの際は絶対に避妊するそうです。それは、自分の身を守るため。相手に対する思いやりとは限らないんですよ。

コメント: 宋美玄先生

うれしいような悲しいような…。でも相手への愛情があれば、段階を踏んで計画的にライフステージを歩もうと考えてくれるはず。「いま妊娠したら、自分が育てられるかどうか」と、冷静に現実を見極められる彼とセックスをしたい。

女性から彼氏に、上手に「避妊」をお願いする方法とは…

「今日は安全日だから大丈夫」「ゴムが嫌い」そんな性への知識が浅い男女こそ、避妊を軽く捉えてしまいがち。もし妊娠したら、女性だけでなく男性にも大きな責任が発生すると宋先生。

コンドームをつけない男性は、その場の快楽のために彼女どころか「自分のことすら大切にできていない」ですよね。彼女から病気をもらうかもしれない、もし相手が妊娠したら産むにしても産まないにしても、莫大な費用と責任が伴います。

コメント: 宋美玄先生

男性にとっても、避妊をしないことの代償は大きい。「私よりも、あなたは大丈夫?」と心配するトーンで、避妊しないことで生じるセックスリスクを、彼に伝えてみて。

ピルを飲んでいるひとも、男性に言うべきではない…?

高確率で避妊もできる「ピル」。さまざまな理由から、ピルを服用している女性も多いはず。そんなピルを飲んでいる、または服用を検討している女性へ向け宋先生は話す。

リスクを考えれば、女性がピルを飲んでいても、男性はコンドームをつけるべきです。ピルを服用する女性は、隠れて飲むことをおすすめします。もちろん、ピルを飲んでることは相手に伝え、それでコンドームをつけないような男とは別れるべきだと思いますが、それができないひともいると思います。

コメント: 宋美玄先生

妊娠した女性のうち、中絶をするひとも多いという事実…

平成28年度の出生数は約97万7000人。対して人工中絶しているひとは約16万8000人。つまり、妊娠した女性の7分の1が中絶しているということ。正しい知識があれば、しなくていい中絶もあったかもしれない…。

「セックス」は、命に関わる営み。だからこそ、思い込みや間違った情報に流されないようにしたい。彼が避妊をしてくれない…と悩む女性は、まずは話せる関係を築くところから。「避妊」に関する正しい知識を、世間話のようにフラットに伝えてみては?

取材協力/産婦人科医 宋美玄先生

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巷のビューティー神話に、産婦人科医の宋美玄先生がお答え。

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