色彩学に学ぶ、立体感と存在感。カラーコーデ成功への近道は「反対色」にあり

2017.05.19

今季、色と色をMIXする“カラーコーデ”がブーム。けれど色同士をミスセレクトしてしまうと、ちぐはぐな印象になったり、ただ派手になってしまったり…。

そこで、色彩コーディネーターでファッションアドバイザーの日比理子さんに、色選びの正解を教えてもらった。

色相環の、反対色を選ぶ

学生時代に美術などの授業で勉強した“色相環”って、覚えてる? 赤、青、緑といった色を環状に並べて、色を体系化して見られるチャートのこと。

日比さん流・カラーコーデにおける色選びのルールのひとつ「色相環上で向かい合った、正反対の2色を使うこと」を教えてもらった。

反対色、つまり暖色と寒色の組み合わせ。前に出て見える暖色と、後ろに下がって見える寒色。この組み合わせが立体感とさりげない存在感を生み出し、コーデ全体がおしゃれに見えます。

コメント: 日比理子さん

反対色の鉄板は“オレンジ”と“青”

ただし「反対色」とひと口に言っても、その組み合わせはさまざま。たとえば色相環上で反対にある“赤”と“緑”のような個性の強いもの同士となると、普段のスタイリングに取り入れるのは難易度高め。

カラーコーデ初心者にもおすすめする、反対色の組み合わせは“オレンジ”“青。反対色をコーディネートにうまく取り入れるコツは、彩度(鮮やかさ)と明度(明るさ)を調整することなのだそう。

たとえば“オレンジ”の彩度と明度を抑えたものが“ブラウン”になる。すると、ベーシックな茶系アイテムが、誰もが持っているブルーデニムコーデの正解に一役買ってくれるのだ! 茶系とブルー系のアイテムなら、持っているものを使って、すぐに真似できそう。

茶系のバッグがあれば簡単に手持ちのブルー系アイテムの反対色コーデが作れるので便利だと思います。

慣れてきたら“色×色”にもチャレンジ

今季ぜひ挑戦してみたいのは、色×色のコーディネート! けれど、ビビッドな色同士だと主張が強く、難易度高め。そこで効いてくるのが、日比さんの教えてくれた彩度を調整するテクニック。

ニット:&.NOSTALGIA
パンツ:N.Natural Beauty Basic
パンプス:VII XII XXX

ビビッドなイエローに対して、反対色に近いブルー、しかもやわらかなペールトーンのブルーをチョイスすれば、イエローの強さを抑えてくれ、こなれた印象に。

カラーコーデをはじめるなら、まずは“オレンジ”と“青”の「反対色コーデ」。同系色を意識して使ってみて。手持ちの茶系アイテムで旬なスタイリングを楽しめるのが、この組み合わせの醍醐味。さっそく明日のコーデに取り入れてみてはいかが?

取材協力 Fashion adviser/日比理子

text : 門上奈央

supervised by

ファッションアドバイザー
日比 理子

色彩学に基づいたコーディネートやプチプラアイテムによるスタイリングを得意とし、様々な媒体で情報発信を行う。近著は『MY FASHION BOOK』(大和書房)。

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